シナプスです。
外国株式には為替リスクがあるから危険だ、という記事をよく見かけます。
外国株式はその国の通貨で取引されているわけですから、日本円に戻す時に為替の影響を受けるのは当然です。
為替リスクを嫌う投資家向けに購入時の為替レートを保証してくれる為替ヘッジつきの商品もありますが為替ヘッジにはヘッジコストがかかります。
さらにリスクが減る代わりに円安時の利益も捨てることになるのでデメリットも少なくありません。
為替リスク気にしない派になりたい自分のために、安心材料を集めてみました。
- 為替リスクよりも株価変動リスクの方が大きい説
- 時間分散で長期投資すれば為替リスクも分散される説
- 為替の影響は投資先のビジネスにも影響するから、結局、株価に反映される説
- 為替リスクを心配するよりも世界経済の成長に期待したい
為替リスクよりも株価変動リスクの方が大きい説
過去の統計では為替リスクに比べて株価変動リスクは2.5倍らしいです。
世界の株価が今の半分になる可能性はありそうですが、ドル円が長期的に300円になる未来は予想しづらいですね。
時間分散で長期投資すれば為替リスクも分散される説
例えばドルコスト平均法で20年間、積立投資をした場合、円高で安く買える時もあれば、円安で高掴みするときもあるので、結局、為替の変動も株価と同じように平準化されそうですね。
為替の影響は投資先のビジネスにも影響するから、結局、株価に反映される説
日本株なら為替の影響はないかもしれませんが、投資している企業の業績は為替に大きく左右されます。
円高になると海外からのニーズが減りますし、一方で円安になると輸入に頼っている原材料は価格が高くなってしまいます。
外国から日本を見た場合は逆のことが起こります。
圧倒的に輸入が多い、輸出が多いといった特長のある企業の個別株であれば為替リスク対策は重要かもしれませんが、インデックス投資の場合は、結局、株価に吸収されるのではないか、という説です。
為替リスクを心配するよりも世界経済の成長に期待したい
外国株式に為替リスクは存在しますが、為替リスクが怖いから日本株にしか投資しない!というのも、ちょっと乱暴な気がします。
為替リスクを気にするよりも地域分散でリスクを減らしつつ、世界全体の経済成長に期待した方が得策なのでは?ということで、私は為替リスクを気にせずに世界に投資したいと思います。