インデックスファンドをつみたてたい!

投資初心者がインデックスファンドを積み立てようとするブログです。

(過去記事)新NISA始めます。

(2022/12/31の記事です)

シナプスです。
私は投資信託の毎月つみたて投資をしています。

つみたてNISAも活用していますが、年間40万円というのは資産形成としては少し物足りない。
しかも非課税期間が20年なので20年かけて800万円積み立てたあげく、20年後がたまたま暴落時期と重なった場合、NISAを利用しなかった場合よりも税金が重くなる可能性がありました。

現行NISAのデメリット

現行NISAには一般NISAとつみたてNISAがあります。
非課税期間は一般NISAは5年間、つみたてNISAは20年間。
一般NISAは年間120万円、つみたてNISAは年間40万円までの投資が可能。

ここで問題となるのが非課税期間が終わった後の扱いです。

非課税期間が終了した資産は課税口座に移管されますが100万円が120万円になっていれば、20万円の利益に対する税金が免除されるのでNISAを活用したことで得をします。

逆に80万円に値下がりしていた場合。
80万円で課税口座に移管され、その後100万円に戻ったとしても「課税口座で20万円の利益が出た」と見なされてしまい税金がかかってしまうのです。

NISA口座にはNISAを運営している組織への手数料がかかるので、手数料を払った上に損をするという腹立たしい状況になるわけです。

一般NISAは非課税期間が5年間と短いので、運用期間を5年間まで延長できる「ロールオーバー」という仕組みがあります。
ただし、いつの分をロールオーバーするかといった管理が非常に面倒なので、私は何も考えなくても、とりあえず20年間は非課税で運用できるつみたてNISAを選びました。

新NISAは非課税期限が無限

このような「活用したら損をする」状況から、兼ねてより切望されていたNISAの恒久化。

新NISAでついに恒久化が実現するようです。
これで安心してNISAを活用することができます。

非課税額も1800万円に拡大

そしてつみたてNISAでは物足りなかった非課税枠も1800万円まで拡大するようです。

年間で360万円まで投資でき、最大で1800万円まで投資できる仕組みに。
MAXで活用すると360万円×5年間で1800万円に到達し、後はそのまま保持し続けて好きなタイミングで売却すれば利益を非課税で受け取れます。

年間360万円のうち120万円が「つみたて投資枠」残りの240万円は「成長投資枠」という扱いになるようです。

「つみたて投資枠」はおそらくリスクの低い商品に限定され、年間に複数回のつみたてが求められるようです。
「成長投資枠」はもう少し幅広い商品が選択でき、好きなタイミングで投資を行うことができる自由度の高い投資枠として扱われるようです。

売ったり買ったりしても非課税枠が減らない(再利用が可能に)

最大で1800万円まで非課税なのですが、途中で資産を売却した場合、売却した資産の枠が空くことになるようです。

例えば100万円で購入した資産を120万円で売却したら、20万円の利益は非課税で受け取れて、さらに100万円の非課税枠が空くことになるので、また100万円を非課税口座で投資できることになると思われます。

これは短期投資家にとっては大きなメリットでしょうし、長期投資家も途中でよりよい商品に取り換えたい場合に非課税枠が減ってしまう心配がなくなるので、シンプルで使いやすい制度だと思います。

最初からこのようなシンプルな制度にしておけばいいのに。

投資資金がないなら課税対象資産を切り崩して捻出すればいい

最速で1800万円まで投資した方がいいか、コツコツ積み立てて1800万円を目指した方が良いかは最後にならないと分からないですが、個人的にはとっとと1800万円の枠を埋めてしまって、10年後、20年後の世界経済に期待したいと思っています。

そうなると年間360万円を5年間続けて投資する必要があります。
これは正直、私のリスク許容度を超えています。

せっかくの新NISAを最大限に活用できないのか・・・と残念な気持ちになったのですが、今ある課税口座の資産を取り崩して新NISA口座で投資しなおせば新たな出費なしで非課税資産を増やせることに気が付きました。

長期投資の場合、途中で資産を崩すことは、複利効果の観点からできるだけ避けたいことです。

100万円が120万年になっていた場合、売却すると利益20万円の20%にあたる4万円が税金として引かれてしまうので実際の金額は116万円になります。
120万円のうちのたった4万円なのですが、これが5年10年と運用されていくことで、大きな差になるというわけです。

定年間近で投資を続ける期間が短い予定なら課税口座のまま持っておいた方が得になるかもしれません。
私の定年はまだまだ先なので、今後の人類の経済活動の成長に期待して課税口座の資産を新NISAに移行したいと思っています。

奥さんの口座も作ろうか検討中

今のところ私名義の証券口座しか作っていないので、奥さんの口座も開設すれば夫婦で3600万円を非課税で運用することができます。
もう我々庶民の資産形成は新NISAだけで十分かも、と思わせる金額ですね。

私名義の課税資産を一度現金にして奥さんの新NISAに移行したほうが税金面で有利になりうそうですが・・・

贈与税の対象になる?

私は資産運用を投資信託で行っていますが、投資信託だろうが現金だろうが資産に変わりはありません。
私名義の課税資産を売却して奥さんの新NISAで運用し直すことは、私の銀行預金を引き出して奥さんの銀行口座に入金するのと同じことだと思います。

これはおそらく贈与税の対象になりそうです。
年間110万円以下なら贈与税の対象にならないみたいですが、詳しくないので勉強しておいたほうがよさそうです。

新NISAを活用して賢く資産運用したい

なんでもかんでも税金を徴収したがる政府なのでNISAの恒久化なんて実現しないと思っていましたが、ここまで情報が出そろっているので本当に実現するっぽいですね。
これは岸田総理の功績になるのかな?

ただし「投資する余力がある国民からはもっと税金を徴収すべし」なんて口走る議員もいたような気がするので、NISAが拡充されたとたんに課税口座の税率が上がりそう。

新NISAがスタートする予定の2024年までに活用する計画をたてておいた方がよさそうです。
とりあえずNISA口座を楽天証券から、ポイント還元率の高いSBI証券に変更しておこうかな。